まだ幼いクー
療養中だったHaruに興味
出てくればいつしかいつも後ろを追い掛ける
仲間だから、そう
知ってはいても
軽くため息
いつもすぐに戻ったポン君の手の平は
空の時間が増えて
まだ羽の癒されないHaruは
威嚇しても引かないクーに
手を焼いて
そういえば
先のCho-ちゃんをいつも追い掛けていたHaru
Cho-ちゃんの本気の突きに
すっかり萎縮して
なかなか近づけないのに離れない
今のHaruとクーとは全然違うけれど
繰り返す時を目の前にして
またしてもCho-ちゃんが生き返る
幼かったHaruも
以前のCho-ちゃんの姿みたいになって
でも、少し臆病なのは
Cho-ちゃんの突きが痛かったから?
だからHaruは本気で突かない?
だからクーは呑気でいられる?
同じことを繰り返してはいても
そうではない
トラウマや気弱さ
優しさや配慮で
今、クーは
大きな顔で飛んでいられる
果たして
大きくなった時
次代のしつこい付き纏いに
どんな態度をするのだろう
繰り返しているようで
偶然は必然
Cho-ちゃんの命をHaruが
Haruの命を、今度はクーが
否応なしに受け継ぐ
今は何よりも軽いクーだけど
繋がれた命はあまりに重い
いっぱしの毛繕いの後
無邪気に見上げるクーに
想いを託す
重い | 想い