Haruとクー

2017年03月14日 19:03


まだ幼いクー

療養中だったHaruに興味

出てくればいつしかいつも後ろを追い掛ける


仲間だから、そう

知ってはいても

軽くため息


いつもすぐに戻ったポン君の手の平は

空の時間が増えて

まだ羽の癒されないHaruは

威嚇しても引かないクーに

手を焼いて


そういえば

先のCho-ちゃんをいつも追い掛けていたHaru

Cho-ちゃんの本気の突きに

すっかり萎縮して

なかなか近づけないのに離れない

今のHaruとクーとは全然違うけれど

繰り返す時を目の前にして

またしてもCho-ちゃんが生き返る


幼かったHaruも

以前のCho-ちゃんの姿みたいになって

でも、少し臆病なのは

Cho-ちゃんの突きが痛かったから?

だからHaruは本気で突かない?

だからクーは呑気でいられる?


同じことを繰り返してはいても

そうではない

トラウマや気弱さ

優しさや配慮で

今、クーは

大きな顔で飛んでいられる


果たして

大きくなった時

次代のしつこい付き纏いに

どんな態度をするのだろう


繰り返しているようで

そうではない

偶然は必然

Cho-ちゃんの命をHaruが

Haruの命を、今度はクーが

否応なしに受け継ぐ


今は何よりも軽いクーだけど

繋がれた命はあまりに重い

いっぱしの毛繕いの後

無邪気に見上げるクーに

想いを託す