「出して、出して」
と大騒ぎ
ここ最近
あり余る元気
だけど
うつらうつらと眠っては
足を踏み外して下に落ちる
ボレー粉の入れ物が
最近の寝床
もう落ちそうなほどまえかがみ
蛇口から洩れる
滴のようで
手の平から落ちる
砂のようで
それでも
羽ばたく音がするうちは
むしろ安らか
どれだけの静かな落鳥を見て来たか
求めるままに外に出せば
食事もとらず
ポン君の手の平
寝る時間、籠に戻しても
まだまだ出ていたい
いつも素直なcho-ちゃんが
ポン君に逆らってでも生きたがる
別れを惜しみ
一人きりの夜を惜しみ
今という時を惜しむ
すっかり拗ねて
背を向ける姿が
部屋の壁に消える
元気のないときのcho-ちゃんは
いつも篭の中で背を向ける
白き、白き壁に溶けゆく
白い壁