一番端っこ
降りる階段の一番上
そこがヨウムのバロのお気に入り
手から降ろすと
一目散で駆けて行って
澄ました顔
まん丸の瞳
綺麗に揃えた脚で直立する
一人で話を続けては
一人で満足気
止まらないおしゃべりは
どんどんエスカレート
いつしか
「ワー、キャー」
「バロ」と強く言えば
「うるさい!!」
もすっかり覚えてとぼけた顔
言いたいことも
感情も
もう十年も過ごせば伝わってくる
人が好きで
この家が好きで
だから階段
一番、人が通る場所
階段