ヨウムと錦花鳥の詩 その十四の三

2017年01月04日 08:46


幼い頃は

霧吹きの水

はしゃいで浴びた

ヨウムのバロ


脂粉だらけ

なにもかもに白い灰

水で流して

震えながらの毛繕い


魔の白粉

いつしか不思議とおさまって

だんだん水浴び嫌がって

誘えどそっぽ

かければ逃げ

もうあの時間はない


このところ音が鳴る


お腹いっぱい食べたバロ

満足の毛繕い

突然変異して

「キッ!」


餌の殻を羽裏に投げつける

寸分違わず繰り返すモーション

魔の白粉はおさまっても

あたり一面

空の餌


儀式も終わり

ヨウムのバロは

真ん丸の目で

嬉しそうに見上げている