幼い頃は
霧吹きの水
はしゃいで浴びた
ヨウムのバロ
脂粉だらけ
なにもかもに白い灰
水で流して
震えながらの毛繕い
魔の白粉
いつしか不思議とおさまって
だんだん水浴び嫌がって
誘えどそっぽ
かければ逃げ
もうあの時間はない
このところ音が鳴る
お腹いっぱい食べたバロ
満足の毛繕い
突然変異して
「キッ!」
餌の殻を羽裏に投げつける
寸分違わず繰り返すモーション
魔の白粉はおさまっても
あたり一面
空の餌
儀式も終わり
ヨウムのバロは
真ん丸の目で
嬉しそうに見上げている
ポストカード