久しぶりに

2016年06月10日 00:27

久しぶりに

cho-ちゃんが駆け寄ってくる
 
久しぶりに
 
手の中にうずくまり
 
息を潜めて
 
久しぶりの抱擁
 
ほんの束の間
 
ポン君が戻ってくるまでの
 
来れば、すぐに離れて行ってしまう
 
飛び去ってしまう
 
いつも一瞬の出来事
 
それでも、cho-ちゃんの熱は
 
手の平から溢れ
 
白く鮮やかに広げられたドレス
 
虚ろな瞳
 
壊れそうで
 
強そうで
 
確かな生があって
 
手の平なんかよりも
 
ずっと大きくて
 
舞い上がる空
 
風の全てがそうだとしても
 
疑うことなく、笑う
 
温もりは残り
 
残像は幻像になる
 
ポン君に向かってまっすぐ飛んで行く白い影
 
いつもの手の中へ
 
すっと納まった