久しぶりに

2016年10月13日 19:10



いつも攻撃ばかりのcho-ちゃんが

ポン君の居ない時

久しぶりに

手の平に飛び乗って


丸くなる

ルーティンのような腰振りで、蹲る

白い毛は逆立って

手の平一杯に広がって

綿菓子のような

蚕の吐いた絹のように滑らかな

優しい綿花のような


肌に触れるcho-ちゃんの胸は

熱した鉄のように熱く

沸騰した湯のように痛く

どうやって、これだけ小さな体が

これだけもの熱を作り出せるのか

生命の神秘に驚く


使命とか

宿命とか

誰にも課せられた命が

もし、あるとするなら

きっとそれは

ただ、「生きること」

でしかないのだと

厳しい表情のcho-ちゃん

誰よりも熱い体を抱き締めていると

意味の有無に関わらず、他の生命と関わり

喜び、悲しみ

偶然を必然としながら

自らが願うように生きることで十分なのだと

肩の力が抜け落ちる


自分よりも小さなはずの存在が

いつも

敵わないほどの大きな存在として支えてくれる


ポン君が戻ってくると

たちまち

随分と遅くなった白い閃光が

目の前を走る