錦花鳥のCho-ちゃんより
ずっと先に家に居た
ヨウムのバロ
初めて家に来た
雛の時から知っている
皆の視線はCho-ちゃんに
一人寂しいこともしばしば
妬みを知るか
グチグチ文句言い
時折叫び
ひどく痛んだ心
突然家から消えた
「チョーちゃん」の言葉を
知らない筈はない
「チョーちゃん」
知ってか知らずか、バロは言う
場所を奪われた相手
愛情を削り取られた相手
いつも自由に飛び回って
いつも手に抱かれて
憎むしかないはずの相手の名
上を向き
横を向き
頷いて「チョーちゃん」
ポン君の声色
ポン君の発音
見上げる顔は爽やかで
いつも通り能天気
褒めて欲しいと見つめてる
何も変わらないバロが居てくれるから
日々を日常が覆ってくれる
怒りも嫉みもないバロだから
肩の力を抜いてくれる
川の水はぶつかり合いながら
流れ行く
関わり合うもの全てに
救われ、共に進み行くことを知る
変わらない,川,進む