昔の話

2016年06月02日 20:08

オカメインコのプーちゃんは

錦花鳥のcho-ちゃんよりも

ヨウムのバロよりも

ずっと古くから家に居て

所構わずプープーと

鳴いては愛嬌を振りまくも

他の鳥には無関心

自慢げにポン君を先導する時は
 
心配なのか
 
不安なのか
 
時折振り返る
 
まん丸の目は

穏やかで、全てを見通して
 
どこか強くて、悲しみも見通しているようで

いっぱしの男前気取りで
 
ポン君の前ではいつも紳士で
 
最後は身体を震わせて
 
別れの一時を作ってくれた
 
逝ってしまっても
 
全ては無じゃない
 
例え子供はいなくとも
 
ポン君の記憶になり
 
こうして絵になり
 
誰かに伝えられる
 
誰かの記憶と重なって
 
小さな波紋を広げ続ける
 
 
 
大きな目のプーちゃんは
 
ポン君の目に
 
バロの目になって
 
この部屋を見つめている
 
 
今でもプーちゃんの話をするとき
 
ポン君の顔は
 
満面の笑みになる