(2015春)
ヨウムのvaloが
二年を過ぎた今でも
口にする名
choちゃんと同じで
雛から育てた並錦花鳥
頬の赤い
初めての男の子
巣草を嘴に咥えて親切顔
戸惑っていると
また次の草
すぐに飛び立ち、また次と
渡した後
しばし、じっと見上げる
褒めて欲しいのか、自慢顔
疲れたか、飽きたか
手の平に潜り込む
少し大きくなると
陶器の中に一休み
覗き込むと見上げ
いつも、どんな時でも悪びない
黒く、丸い目に飲み込まれ
幾重もの言葉よりも
もっと多く
伝え合い
似ているところを探しては
笑い合っていたような
あまりに穏やかな
想い出ばかりで
今でもこうして思い出すと
ベージュのパンツに
白い斑点のある茶色い服
何より
まっ黒の、まん丸い瞳が現れて
暖かい気持ちにしてくれます
オス,錦花鳥