潤んだ目

2016年01月30日 22:30

 

ゴマ粒のよりも小さな目でも

人以上にものを言う

鳥のCho-ちゃん

この地に踏み込んでもう三年半

精密な機器よりも小さな身体は

雌の性といい

突然のアクシデントといい

随分と大きな負荷を背負ってきました

人(鳥)生五年

あれほど必死だった産卵の気配も既になく

望むとも望まないとも近づく終末を

いとも簡単に背負って

餌の詰まった箱にまたがり

ただ、ついばみ

なすがまま

この一時だけのための姿に

時折胸を痛めては

己の小ささ、自惚れに悩み、持て余し

敵わないと思い知るのです

 

イラスト本

2017年03月31日 18:48
飛べなくなったHaruもう完治したはずなのに飛びたくて仕方なかったはずなのに一度飛んで失速それでもなんとか飛んでいたのに厳しい産卵を繰り返すうちまた飛ばなくなる飛ばない鳥手のひらまで、歩いてくる鳥まるでうずら羽はもう治ったのに思い通り描けない不安疑いもしなかった飛ぶという行為人ならば、声だろうか笑みだろうか手先だろうか飛べない鳥声のでない、笑わない、手の動かない人失ったことを思い知り、受け入れ、乗り越えられるかHaruは今まさしくその時ならば叱咤以外になにができるだろう
2017年03月28日 17:42
2017年03月27日 18:24
2017年03月26日 17:30
2017年03月25日 19:57
絵本に応募してあっけなく落選したものです。読むに耐えられるのなら読んでください。四回に分けます。まずは表紙から2ページまで。
2017年03月22日 18:11
小さな体と大きな体絶え間ない小さな鳴き声耐え切れず大きな呼び声自由の身と籠の中灰色の身体しきりと掻いてもてあます時をやり過ごす誰よりも愛情を受けたか誰よりも愛情深く、欲深く誇り高く、気位高く籠から出た時籠へ返される時耐え切れず雄叫び毎日毎日怒られても無邪気な顔怒りは痛々しさに呆れは愛おしさに抱き締めれば誰よりも暖かい体怒れば反抗ばかりなのに腕の中ではか弱い鳥誰よりも愛深く育ったから今は一羽じゃなくなったから誰よりも嫉妬深い鳥自由奔放な錦花鳥たちの声が聞こえるとヨウムのValoの雄叫びが響く
2017年03月16日 21:09
鳥たちが浮き足立つ日差しは日に日に強くなってソワソワ、ソワソワピーピー、ピーピー合わせて鳴き声も大きくなる雛だったクーも綺麗な光沢大人の毛並初めての冬のヒナ初めだったヒーターも仕舞いクーも大人の鳥カゴへ大好きなHaruの横で食べては寝ての繰り返し外へ出れば途端に別鳥右へ左へ誰よりも早いステップで誰も彼もを翻弄してはすぐに次へと猛突進カゴに入れば、ひたすら寝る子供のままの子供初めての夜を羽を丸めてなんとか過ごし一つ一つを越えて行く尾っぽにはオスらしき羽久しぶりの男の子か振り回し、呆れさせ、笑わせてでも、つぶらな目はいつも真剣追い掛けられるHaruとこれからどんなランデブーが待っているのか無邪気な
2017年03月14日 19:03
まだ幼いクー療養中だったHaruに興味出てくればいつしかいつも後ろを追い掛ける仲間だから、そう知ってはいても軽くため息いつもすぐに戻ったポン君の手の平は空の時間が増えてまだ羽の癒されないHaruは威嚇しても引かないクーに手を焼いてそういえば先のCho-ちゃんをいつも追い掛けていたHaruCho-ちゃんの本気の突きにすっかり萎縮してなかなか近づけないのに離れない今のHaruとクーとは全然違うけれど繰り返す時を目の前にしてまたしてもCho-ちゃんが生き返る幼かったHaruも以前のCho-ちゃんの姿みたいになってでも、少し臆病なのはCho-ちゃんの突きが痛かったから?だからHaruは本気で突かない?
2017年03月08日 13:30
療養二週間狭い場所からやっと解放思いっきり飛び出るかと思いきや大きく開いた天井をいつまでも見上げるだけあれ程邪魔だった低い空にすっかり慣れてすっかり落ち着いていた羽が動かないことを低い天井のせいにして思うようにいかないことを狭いカゴのせいにして傷付くことはなかった開かれた自由な大空を前に鳥だから鳥ゆえに飛ばなければならない一時の間やっとのことで飛び出したHaruの体はあまりに呆気なく地に落ちる驚きと戸惑い怖れていた現実あまりの力の無さ茫然とするHaruに手を差し伸べるとひょこんと飛び乗り丸くなりか弱い声そして、すぐ脇を幼なく小さなクーが飛び回る人の世でも何度も見て来たような握る手の中はHaru
2017年03月03日 07:48
新顔のクーはいつでもまっしぐら行きたいところへ一っ飛び入りたいところへ力づく突きたいものも恐れない療養中のHaruとの対面幼いクーは喜び跳ねてガラス越し初めての障害に不思議そう驚いたのはHaruの方首を伸ばし、大きな目を一段と広げじっと見る互いに知らないなのに大きく違う未知への興味と未知なる不安怪我で心が弱くなっているからさんざんCho-ちゃんに苛められたから一年半、幼いクーより生きてきたから仲良くして欲しいと願ってもこればかりはHaruやクーにも、誰にもわからない小さな身でも小さな部屋でも生の大きさは変わらない
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