潤んだ目
2016年01月30日 22:30

ゴマ粒のよりも小さな目でも
人以上にものを言う
鳥のCho-ちゃん
この地に踏み込んでもう三年半
精密な機器よりも小さな身体は
雌の性といい
突然のアクシデントといい
随分と大きな負荷を背負ってきました
人(鳥)生五年
あれほど必死だった産卵の気配も既になく
望むとも望まないとも近づく終末を
いとも簡単に背負って
餌の詰まった箱にまたがり
ただ、ついばみ
なすがまま
この一時だけのための姿に
時折胸を痛めては
己の小ささ、自惚れに悩み、持て余し
敵わないと思い知るのです
イラスト本
2016年03月12日 22:18
白錦花鳥は雪
あちらに舞い、こちらに降りる
そして若いHaruは、地に着く間もなく
すぐにまた舞い上がる
雪は、空間の光を全身に受けながら
その全てを跳ね返す
何度も繰り返される光景は
冬の最中でありながら
時を超え
春にも夏にも
ずっと遠い秋にもなる
もうすっかり光を跳ね返すこともない老体のCho-ちゃんは
その先の季節の中で
若いHaruを毛嫌いしながら
それでいて待ちながら
まったく同じ姿見が、まったく同じ道程を
歩むことを願い
自身もまた
この先の道程を
少しでも歩もうと
ずっとずっと大きな白い光の中に
高く舞い上がる
2016年03月05日 15:19
カラスの賑わい
いつも通りの朝
暗い日が晴れ舞台
あまりに明るい今日は
どこか怖がりで
威勢ばかりで近付けない
カァーの響き、フォフォフォと不敵
黒い姿とクチバシと
なにより
散らかしたがりの子供と
ふてぶてしい大人を合わせたよう
嫌われるために生まれてきた
いえ
もしかしたら、上空から見下ろし、声を荒げるのは、
嫌われるため
「黒」を纏う理由
ニッチであるための演出
ああ、そんな生き方もあるのだと思うと
ずいぶんと誇り高く
光り飛ぶ
2016年02月14日 19:20
深緑のガジュマルは
もうずっと冬の部屋にそびえたつ
彼に棲むのは天使だと
誰かに聞いた
甘い鳴き声
どうしてか、そこに我が物顔の幼きHaru
彼女の気ままさに
どの鳥も、どの人間もいつも迷惑顔
寒さも厳しい今宵
何も言わない彼は
何を想うのだろう
いつもこんな顔。何かを期待してる。でも気に入らないと勝手に遊んですぐに飛び去る。
その二
2016年02月06日 22:03
会社を辞めた日の夜
淡い色の錦花鳥のFukiは亡くなりました
安堵の夢は
悪夢の息
いつだって自由で気ままで
人や棲家を行き来して
時折囁く甘い鳴き声が、あっけなく気高さを崩す
この世で一番小さな存在
思わず抱き締めた
失うことに何度もうちのめされてきた
でも、
もう二度と聞くことのない
彼女の鳴き声、飛び姿
寄せて来る柔らかなお腹も
すっかり硬くなった痩身が重く
戸惑い
受け止められず
溢れる涙は
何のために流れるのか
訳を知りたくとも、どうでもよくて
うねる現実
いつまでも眼前の姿を信じられなくて
そこにあったはずの希望を見失って
まるで小さな自分の姿に
何度失望しようとも
ただ項垂れる
2016年02月01日 20:17
ポン君の手の平にうずくまるCho-ちゃんは
目は虚ろ
まるで生気無く
質感で溢れていた身体は
今はまるで綿のよう
あまりの軽さに
ポン君は
命の重さを暗示しているようだと
唇にCho-ちゃんを押し当て
何度も名前を呼びます
卵を宿した肉体が
どうしてこうも軽いのか、知る由もなく
新たな命に重さを引き継いでいるのだとしたら
Cho-ちゃんの命はもうどれ位削れてしまっているのでしょう
2016年01月30日 22:30
ゴマ粒のよりも小さな目でも
人以上にものを言う
鳥のCho-ちゃん
この地に踏み込んでもう三年半
精密な機器よりも小さな身体は
雌の性といい
突然のアクシデントといい
随分と大きな負荷を背負ってきました
人(鳥)生五年
あれほど必死だった産卵の気配も既になく
望むとも望まないとも近づく終末を
いとも簡単に背負って
餌の詰まった箱にまたがり
ただ、ついばみ
なすがまま
この一時だけのための姿に
時折胸を痛めては
己の小ささ、自惚れに悩み、持て余し
敵わないと思い知るのです
2016年01月30日 10:27
これから作成していきますので、是非ともよろしくお願いします。