潤んだ目

2016年01月30日 22:30

 

ゴマ粒のよりも小さな目でも

人以上にものを言う

鳥のCho-ちゃん

この地に踏み込んでもう三年半

精密な機器よりも小さな身体は

雌の性といい

突然のアクシデントといい

随分と大きな負荷を背負ってきました

人(鳥)生五年

あれほど必死だった産卵の気配も既になく

望むとも望まないとも近づく終末を

いとも簡単に背負って

餌の詰まった箱にまたがり

ただ、ついばみ

なすがまま

この一時だけのための姿に

時折胸を痛めては

己の小ささ、自惚れに悩み、持て余し

敵わないと思い知るのです

 

イラスト本

2017年01月20日 19:08
魂の重さってどれくらいだろう個体によって違うのか体の大きさで違うのか脳の大きさで違うのか人によって違うのか種によって違うのかきっと誰もそんなものは存在しないと言うのだろうけど抱いたものにしかわからない生きている暖かさ、冷たさ鼓動の強さ、弱さ宿した苦しみ、一時の安息いつも手の平に感じてきたいつも手の平で生きていたもう動かない身体を最後に包むとき流れる涙の分想い出の分行き場を失いつつある愛情の分死が近づくにつれどんどん軽くなる終わりを前に何を捨てて何を失うのかもう声にならないから終わりを伝えるかのよう命を失った体はどうしてこんなにも軽いのか抜け殻、剥製宿らない命を思い知らせるかのようにあまりにも軽
2017年01月16日 19:05
(ラインスタンプ 錦花鳥のチョーちゃんⅡより)失って初めて知る過ちを何度も繰り返す忘れることが人の美徳忘れなければ生きていけないこれまで何羽も死んでいったのにどうして深く傷つくのだろうこれまで何羽もの死を前にした姿を見て来たのにどうして涙が止まらないのだろう愛深い故歳のせい持て余した暇のせい注いだ気持ちの大きさのせい過ごした年月の長さのせい触れ合った時間の長さのせい姿形のせい甘い鳴き声のせいはかなさのせい愛らしさのせい愛に慣れ日常に慣れ甘えた結果か「チョーちゃん」名を呼ぶこんなに短い言葉なのに「チョーちゃん」何度も繰り返しているうちに「チョーちゃん」が幸せの言葉になっていた「チョーちゃん」と呼
2017年01月14日 08:11
(ラインスタンプ 錦花鳥のチョーちゃん1  より)これまでずっとモチーフにしてきたCho-ちゃん宿卵のたびにヨロヨロ命の明日への弱さ、脆ささんざん不安にさせていつもなんとか甦って何度も何度も同じことを繰り返して脚を折って一ヶ月の安静も狭い場所を駆けずり回り蟹股にくっついた脚は物をつかめず四年も過ぎてやっと卵を宿すこともなくなってゆっくりと老後を過ごしていたのに生ある限り次なる世代のために体は命を宿そうとする決して孵ることのない卵であろうと・・・いつもならホットカーペット上でほとんど動かずご満悦なのに落ち着かずあっちへフラフラこっちへフラフラついに丸く塞ぎ込んで食べなくなる白濁の排泄物命を繋いで
2017年01月13日 16:24
ちいさな、ちいさなしろキンカチョウのチョーちゃんは「ペー」となくラッパのようなカエルがふまれたようなつぶれたこえ「ぺー」 いいたいことも、ぜんぶひとこえかいぬしのポンくんにカゴからだしてもらいたいときグルグルとびまわって「ぺー」みずあびをしたいときみずをいれかえてと「ぺー」ポンくんが「どこにいるの?」ときけば「ぺー」「チョーちゃん」と、やさしくわらえば 「ぺー」でも「キッ」と、きにいらないものにはたいあたりほかのとりたちにとっしん「キッ」ほかのひとをつつく 「キッ」だけどポンくんといればいつもおだやかポンくんからえさをもらいずっとポンくんのたいお
2017年01月10日 17:06
ヨウムのValoが出してくれと鳴けば腹立ち錦花鳥のHaruが出たいと鳴けば可愛らしいでも愛情に違いはないValoは声が大きく金切音が好き怒られたら怒り返し止めろと言えばいつまでもしつこく神経逆なで大好きで寂しければ寂しいほど大きく甲高く響かせるHaruは昂れば止まないモールス信号上へ下へ飛び回るでも体が小さいから音も小さく、心はくすぐられる金網から出られるか何度も頭を押し付けるできることならどちらもいつまでも抱き締めていたい君たち鳥のように誰かが世話してくれてずっと気ままに暮らせるならそうやって一生を終えてもいいでもきっと餌や水、世話をしてくれる人に嫌がらせでもしたくなるかもしれないあまりに退
2017年01月09日 17:14
もう卵を宿すことがなくなってやっと毎日ご機嫌な日が続いてこのままゆっくり過ごして欲しいと願ってもあれだけ生み苦しんでもまだ背負わせるかもう宿すこともままならないのに苦しみだけが小さな身体を襲う楽園は苦痛の果てに楽園は夢の中に楽しい時は束の間どうして一生続くかのように思えてしまうのだろう苦痛をまた一つ乗り越えられるか明日へとまた命を繋いでくれるか白き小さな背中に何度目かの願いいつまでも生きてくれたらいいのに
2017年01月08日 14:37
白錦花鳥になって飛んでみるすぐに疲れて休むだろう一体どこで?人ならば鳥好きでなければ何をされたものか出来るならある程度放っておいてくれて適度に相手をしてくれる人寒い時は温めてくれて暑い時はいつでも水浴び出来るよう綺麗に入れ替えていてくれて場所ならば天敵の居ない場所屋根があって雨や雪や日差しから守ってくれる場所寒くもなく暑くもなくなるべく近くに餌があること寝たいだけ寝て飛びたい時は飛べて食うに困らないそんなところは一つだけ当たり前のいつもの家が一番だときっと白錦花鳥になってみればよくわかるだろうでもそれが当たり前でもうこれ以上の暮らしはないんだと思うのは贅沢だけれども今一納得できないのは満足そう
2017年01月06日 13:50
はかなさは強さかもしれない散ることの勇気潔さ未練の糸があちらからこちらから街をがんじがらめそんな人の世の中に無邪気な顔厳しい表情思いは行動毅然とした眼前の小鳥たち人を求めるか細き鳴き声小さな一跳ね手の平に余る白きゆえにはかない白きゆえに神々しい彼女達白錦花鳥何もかもを知り尽くして気高く生きるために生まれてきたような白き小さな光り
2017年01月05日 17:36
ヨウムと錦花鳥あまりに違う寿命の長さ大きさ愛らしさ色々な違い数々あり寿命を延ばす繁殖力を高める種の選択も様々命を繋ぐため子孫繁栄のため己の欲望の先望む、望まずすべてを飲み込む遺伝子のせいかどう操られようとも生は一つ喜ぶほど悲しみは多く怒るほどに楽しめる愛すことも愛されることも幸せも不幸せものべれば必ず同じになる幸福度=幸せー不幸せとするならば五年の寿命も五十年の寿命も損得勘定は必ず0あとは悲観、楽観笑うか、塞ぐかは個体次第
2017年01月04日 08:46
幼い頃は霧吹きの水はしゃいで浴びたヨウムのバロ脂粉だらけなにもかもに白い灰水で流して震えながらの毛繕い魔の白粉いつしか不思議とおさまってだんだん水浴び嫌がって誘えどそっぽかければ逃げもうあの時間はないこのところ音が鳴るお腹いっぱい食べたバロ満足の毛繕い突然変異して「キッ!」餌の殻を羽裏に投げつける寸分違わず繰り返すモーション魔の白粉はおさまってもあたり一面空の餌儀式も終わりヨウムのバロは真ん丸の目で嬉しそうに見上げている
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