潤んだ目
2016年01月30日 22:30

ゴマ粒のよりも小さな目でも
人以上にものを言う
鳥のCho-ちゃん
この地に踏み込んでもう三年半
精密な機器よりも小さな身体は
雌の性といい
突然のアクシデントといい
随分と大きな負荷を背負ってきました
人(鳥)生五年
あれほど必死だった産卵の気配も既になく
望むとも望まないとも近づく終末を
いとも簡単に背負って
餌の詰まった箱にまたがり
ただ、ついばみ
なすがまま
この一時だけのための姿に
時折胸を痛めては
己の小ささ、自惚れに悩み、持て余し
敵わないと思い知るのです
イラスト本
2016年06月16日 20:36
あれだけ、仲が良かったのに
今はもう添うことがない
ガジュマルの木にharu
毎夜、深緑の葉に囲まれ
幹の間で踏ん張って寝て
きっとharuの守り神
ずっとそう思っていた
季節の変わり目
少しの模様替え
ガジュマルをほんの少しだけ横へ
もうそれきり
会っていない
変化は警戒すべきもので
2016年06月13日 23:16
寄り添って寝る
忠実な犬さながら
手の平よりも
人の身体の上よりも
ぐったりと床にお腹全てを預け
ほんのり笑み
ずっとずっと楽しそう
さっきまで
小さな物音に脅えていたのに
人が動くたびに目を開けていたのに
夢はどんなか
空を舞うか
餌を突くか
大好きなcho-ちゃんとの追い掛けっこか
じっと見ていると
2016年06月10日 00:27
久しぶりに
cho-ちゃんが駆け寄ってくる
久しぶりに
手の中にうずくまり
息を潜めて
久しぶりの抱擁
ほんの束の間
ポン君が戻ってくるまでの
来れば、すぐに離れて行ってしまう
飛び去ってしまう
いつも一瞬の出来事
それでも、cho-ちゃんの熱は
手の平から溢れ
2016年06月02日 20:08
オカメインコのプーちゃんは
錦花鳥のcho-ちゃんよりも
ヨウムのバロよりも
ずっと古くから家に居て
所構わずプープーと
鳴いては愛嬌を振りまくも
他の鳥には無関心
自慢げにポン君を先導する時は
心配なのか
不安なのか
時折振り返る
まん丸の目は
穏やかで、全てを見通して
どこか強くて、悲しみも見通しているようで
いっぱしの男前気取りで
ポン君の前で
2016年05月28日 23:55
躍りはお手の物
右へ左へ軽いステップ
得意のラブソング
出来立てのアップテンポナンバー
キレキレのギリギリのソウル
これでなびかないなんてどうかしてる
リフレインのたびにメロメロさ
どうして君は逃げるの
今更怖気づいたのかい
ああ、そこで待っていて
すぐに傍に舞い降りるから
僕は知っている
流し目の理由
ダンスの出来栄えに見ずにはいられない
僕は知っている
そっけない態度
僕の心と君の価値を試している
もうそろそろ寄り添ってくれてもいいんじゃない?
自信の歌に翳りが出る前に
キレキレのダンスに
脚が覚束なくなる前に
飛行だって上手いもん
2016年05月24日 21:15
錦花鳥のcho-ちゃん物語(2015はてなブログにて)
mitsuz2015.hatenablog.com/にて
ちょうど四年前に、cho-ちゃんは来ました
産毛ばかり
羽は少しで
泣いた顔
全てを失った身
手乗りのエリートになるために産み出されても
運命の行き先を知るはずもない
一羽だけで、餌を与えられ
一羽だけ手に抱かれ
一羽だけ愛されて
いつもポン君と一緒
ポン君こそが
信じるものの全て
ポン君が離れても大人しく
じっと待ち
ポン君の手の中で
初めての御産
必死の形相と荒い息
夜通し抱き合う二人
オスを知らないまま、毎回難産
抱卵なんか知らん顔
すぐにポン君の手の中へ
初めての雄は、幼
2016年05月21日 23:44
(ラインスタンプに追加!!ヨウムのバロ2)
すぐにムキになる
すぐに機嫌を伺う
すぐに拗ねる
すぐに嫌がらせをする
すぐに悲しんでみせる
そして
すぐに忘れたフリ
ヨウムのバロは
初めにオカメインコのプーちゃん(おじいさん)と会いました
プーちゃんを見て、プーちゃんように柱をかじり、
プーちゃんの後ろを追い掛ける一年
ついに亡くなった後
残ったのは
プーちゃんの能天気な呼び声
バロの最初の鳴き真似
誰もが忘れないようにと必死だったのでしょうか
錦花鳥のcho-ちゃんがうちにくる頃には
もうやんちゃ盛り
嘴に触れる物全てを噛みちぎり
誰彼なく真似ては大騒ぎ
遊びのおね
2016年05月16日 23:40
細胞は思考する
細胞の一つ一つが
求め
嫌悪し
危険を感じ取り
記憶を蓄積し
DNA(細胞の脳)へと刻んでいく
きっとそれぞれに役割があって
彼らの集まりが一つの機能をしていて
脳などは
その一番の集積場所で
莫大な情報量を処理するだけの場所で
「感情」は
もう肉体で感じていて
脳の大きさはただ単純に
それらの感情を
瞬時に誤魔化すため、複雑な利害関係を計るために目まぐるしく働くだめで
「嫌い」とか「好き」とか「怖い」とか「安心」とかは
もうずっと前に判断されている
小さな鳥のcho-ちゃんの瞳は
いつも物語る
白い塊り
じっとうずくまり
その時を知りながらも
悲壮はない
古傷
2016年05月15日 08:35
この道は
知らない道ではない
幾重もの足跡
幾筋の道
先人たちの残した道
でも
右にも左も
すっかり荒れ果てて
この先へ
もっと先へと行かなければ
ずっと先の天へと辿り着かなければ
守り、与え続けてくれた自然
親兄弟、見知らぬ人たち
朽ちゆく大地
もう「生」を育くむことはない
ここを離れよう
守られることを終え
守るために
いつだって一人じゃない
足跡のない土地も、いずれは道になる
今、誰の眼前にも
真白の土地が広がっている
2016年05月07日 19:15
錦花鳥って
大人しい鳥だと
思ってた
小さくて
ぷよぷよ
ふわふわしていて
まるで頼りないけど
平和で、癒し
縞から純白
紋様は様々
南生まれの優しい風貌
錦花鳥って
大人しい鳥だと
思ってた
激しい気性
独占欲
生存競争=血を見るかのような縄張り争い
求めるものが大きすぎて
愛情があまりに厚すぎて
小さい体
守られるために特化した武器
脆さ=愛おしさ
人間と同じー!
存在=主張
言ったもん勝ちの
言わなきゃ損損
生=貪欲
恥じることなく曝け出し
愛=憎
とぼけた顔して
紙一重の「何か」を知り尽くしている
&