潤んだ目
2016年01月30日 22:30

ゴマ粒のよりも小さな目でも
人以上にものを言う
鳥のCho-ちゃん
この地に踏み込んでもう三年半
精密な機器よりも小さな身体は
雌の性といい
突然のアクシデントといい
随分と大きな負荷を背負ってきました
人(鳥)生五年
あれほど必死だった産卵の気配も既になく
望むとも望まないとも近づく終末を
いとも簡単に背負って
餌の詰まった箱にまたがり
ただ、ついばみ
なすがまま
この一時だけのための姿に
時折胸を痛めては
己の小ささ、自惚れに悩み、持て余し
敵わないと思い知るのです
イラスト本
2016年11月19日 09:08
一人遊びが上手なHaru昨日から籠から顔を覗かせて「出たい、出たい」とずっと鳴くすっかり女性微動だにせず抱卵の日々近付けば突く逞しさ運動に出れば激しい飛行の後すぐ帰巣強き母親幼い頃は相手にされない二番目の子みたいガジュマルが唯一の友達大好きな床の探索自由気ままあちらへヒラリこちらへフワリと綿は飛ぶもっと幼い頃から変わり種ひたすら鳴き続けずっと何かを求めてる卵を抱けば誰よりも強い母だったHaruが人手の平で産んだ時線路は切り替わったのか命がけの抱卵も昔ただひたすらに求める手初めての温もりもう一人ではいられない金網越しのHaru嬉しさと寂しさでゆらゆらと揺れている
2016年11月11日 13:07
その一.その二.秋の夜止まり木手の平床の上あちらこちらで時が止むその三.昨日までの甘え顔嘘のような突きの嵐お腹の下に三つの○その四.家に誘う少女の恥じらい背中越しの見つめる目物語るも叶わぬ夢その五.荒れた毛並お腹の丸み落ちた腰加えて、いつも眠たげ重ねた年月
なお可愛さを増す
2016年11月07日 17:57
いつものシリーズを作りました。今回もtetote、Creemaで販売しています。一.狂ったように飛び回り今度は手の中しばしの甘えすぐに去ればまた静か卵抱き包む時二.応えぬ卵しびれを切らし飛び出す白一人では背負えない重さのせい忘れられない温もりのせい三.誰よりも冬の似合う雪見のような真白い姿身暖かい部屋誰よりも身を縮める四.文句言いいきなり笑い名前呼ぶ会話大好き人のつもり誰も居なくなれば遠き鳥たち吠えて応える鳥になる五.イカの白紙の白雲の白雪の白何より光る羽の色
一番近い白
2016年11月02日 18:46
tetote、Creemaにて
2016年10月30日 10:34
tetote、Creemaにて
2016年10月26日 10:59
tetoe、Creemaに出品しました。
2016年10月21日 19:04
2016年10月16日 09:00
ヨウムのバロ: ヨウムのバロの目 すねた目 うかがう目 鏡のような 歪んだ目錦花鳥のcho-ちゃん: 引きずっていた折れた脚 楊枝のような細い脚 治してくれる人がいる 影があるから道だけど いつも必ず照らされる錦花鳥のcho-ちゃん: 飛ぶのが鳥と 誰が決めた? 手段の一つ 目的は一つ あの人の温もり錦花鳥のcho-ちゃん: 甘い鳴き声は 相手による 遠い空を睨んでいても 身を埋める場所はただ一つ 生涯の伴侶はただ一人ヨウムのバロ、錦花鳥のcho-ちゃん: 小気味よく跳ねる雀 可愛いが 遠く及ばない 触れた月日
情は五感と時間でできている
2016年10月15日 09:04
一番端っこ降りる階段の一番上そこがヨウムのバロのお気に入り手から降ろすと一目散で駆けて行って澄ました顔まん丸の瞳綺麗に揃えた脚で直立する一人で話を続けては一人で満足気止まらないおしゃべりはどんどんエスカレートいつしか「ワー、キャー」「バロ」と強く言えば「うるさい!!」もすっかり覚えてとぼけた顔言いたいことも感情ももう十年も過ごせば伝わってくる人が好きでこの家が好きでだから階段一番、人が通る場所
2016年10月13日 19:10
いつも攻撃ばかりのcho-ちゃんがポン君の居ない時久しぶりに手の平に飛び乗って丸くなるルーティンのような腰振りで、蹲る白い毛は逆立って手の平一杯に広がって綿菓子のような蚕の吐いた絹のように滑らかな優しい綿花のような肌に触れるcho-ちゃんの胸は熱した鉄のように熱く沸騰した湯のように痛くどうやって、これだけ小さな体がこれだけもの熱を作り出せるのか生命の神秘に驚く使命とか宿命とか誰にも課せられた命がもし、あるとするならきっとそれはただ、「生きること」でしかないのだと厳しい表情のcho-ちゃん誰よりも熱い体を抱き締めていると意味の有無に関わらず、他の生命と関わり喜び、悲しみ偶然を必然としながら自らが